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OSのインストール Part2

おやぢは会社でMS-Dos/VのFormat.comとFdisk.exeなんかをコピーして持って帰って来た。今日こそはなんとしてもWindows98をインストールしなくては。 家では、子供がこの頃パパが遊んでくんないとべそをかくし、家内は、うちの亭主は最近自閉症だからとか言っている。 何を言われてもPCが動かないとおやぢは困るのだ。 「今夜こそ決着をつけるからな。」一人で力みまくるおやぢであった Fdisk.exeで領域を確保して、フォーマットをすればWindows98はインストール出来る。 さぁ、Fdiskをやるぞ、動け!、、、、、、こんなもん動いて当然だよなぁ。あぁ、終わった。 今度はフォーマットだ。さすがにATA33に対応しているだけあって速いこと速いこと。今までの半分位の時間でフォーマットが終わった。 これで、今度はWindows98のインストールが出来る。CD-ROMにカレントを移動してSetup.exeを起動すればもうちょっとだ。さぁ、来い!Win98!! ディスクのエラーチェックをやって、ファイルをコピーし始めた。よしよし、その調子だ。いい子だから途中で止まるなよ! そのうちCDキーを入力しろと表示が出てあのしち面倒臭い暗証番号を間違えずに入力した。 少しするとアップデートの確認とか言って古いWindows95のシステムのどこに入っているか聞いてきたので前に使っていた某N社のリカバリーCD-ROMを突っ込んで「これでどうじゃ!」とやってみたらSystemが見事に見付からないなどぬかし始めた。 「げげっ!何んだと!、わしはずっとこれがSystemだと思ってやっていたんだぞ!..............?ふざけやがって!」仕方がないので、あれこれファイルを指定してやっているとそのうちやっとの事「互換チェックが証明された」とかいうので一安心した。 「な、なんと!気が付いたら、インストールを始めて1時間半も掛かっているじゃないか!まったく。何が簡単にインストールだ!」などとぶつくさ言っているうちにPCが再起動を始めた。 「おおっ!いよいよか?」 ところが出て来たのはまた青い画面、まだ何かやっているらしい。 「まだ何かやるのかよぅ?いい加減にしてくれよぅ。」 やっと世界地図が出てきてその後また再起動がかかる。 「もう勘弁してくれよぅ、明日早いんだから〜!!」などとPCに懇願するおやぢであったが、とりあえずWindows98がインストールを終えてあの「Windowsへようこそ」の画面がでるとほっと胸を撫で下ろしたのであった。しかし、しかしである!「ありゃ??、Windowsの起動音がしないぞ??!プロパティはどこだ?...........サウンドが、サウンドがない?」 それもそのはず、このPCにはサウンド・カードが付いていなかったのだ。それでもとにかくWindows98はちゃんとインストール出来た。 それも恐ろしい程すかすかと動いてくれる。何って、フォルダーを開くにしても前だったら10秒も20秒も待ってやっと開き始めていたのが、これなら一瞬でひらくのだ。 おやぢはもう小便ちびりそうなくらい感動しまくっていた。 さて、そろそろ終いにしようかなと思った刹那、何か動きが変になって来た。 「どうした!?何だ! 画面が妙に汚くなって来たぞ?!」その内カーソールも固まった。 「うわ〜!??どうなっちまったんだ〜???????!!!」あわてて電源スイッチを押したが反応しない。仕方なくまたもやコンセントを引き抜いてがっくりとうな垂れるおやぢ。 PCの裏を見てみる、別に何の異常もない。ぼんやり空ろな瞳で中を覗いていたおやぢはふっと気づいた 「CPUファンがない!」 CPUはむき出しでマザーボードに突き刺さっていた、それも無茶無茶熱くなってだ。 「CPUが壊れたかもしれん?」 おやぢは前使っていたPCから無理矢理CPUファンをもぎ取ってくるとSlot1のCeleronに括り付けはじめた。「こんなもん、付いてりゃいいんじゃ!」そして再起動。 CPUファンはそれでも何とか回りはじめた。始めのうちスキャンディスクとかやっていたがWin98は何とかちゃんと起動して、今度は大丈夫そうだった。 その後、おやぢは夜明けまでかかって、今まで使っていたアプリケーションなどを再インストールした。とりあえず今のところ順調に動いているみたいなのでめでたし、めでたしなのだが、使いはじめの時はあんなに速く感じたCeleron300Aがだんだん遅く感じるようになるのに時間はかからなかった。



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