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ある日、部屋で雑誌を読んでいたら、CPUのクロックアップについて書かれた記事が載っていてなかなか面白かった。 見てみれば、パソコンさえ自分で作れると書いてあるではないか。 今日の今日まで、メーカー製の高価なばかりで能無しなパソコンを使って遅いし固まるしで散々泣かされていた自分がかわいそうなんて思ってみたりもした。 「よし、もうこんなクソ某N社製のパソコンなんかと縁を切って自作パソコンで笑ってお仕事するぞ!」などとおやぢは決心したのだった。 そう言えば机の引き出しに今使っているクソパソコンを少しは早くしたいなんか思って買ってはみたハードディスクの新品とメモリーがそのまま入っていた。
何故なら、パーツを買ったはいいが、クソパソコンはATA33に対応してなかったし、SDRAMも使えなかったので店に言ったら「思い違い勘違いで間違えて買った商品の返品返金は一切なし、これ秋葉原で常識!」そう店員にはっきり言われて泣きながら持って帰ってきたブツである。この思い出すたびに口惜し涙にくれるパーツを使って、無茶無茶速いパソコンを自作しよう! 少なくとも、少しは屈辱を晴らす事が出来るだろう。


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