一体これは何と言う楽器なのだろう? カミさんの楽器は、名前もはっきりしないような楽器が多くて 困ってしまう。 戯れに一家打ち揃って、こう云った楽器を、打ち鳴らし 踊り、戯れて喜んでいる家族というのもヘンだが、こんな物を 外国まで行って買ってくるというのもどうかと思う。 これは、恐らく中国かそっち方面の楽器だと思うが、おもちゃ かも知れない。 馬頭琴と謂う楽器がモンゴルにはあるが、それ程ちゃんとは していないし。 大体、これがどう言う音なのかも聞いた事がない。 だって、誰もこれを弾ける人がいないのだ。 弦高が数センチも離れているし、チューニングを整えるための 糸巻きもないし。何と弓が作り付けてあって本体を壊さなければ 弓が取れないのだ。(まぁ、別に取る必要はないが) 以前テレビで観た胡弓も、これ程粗末ではなかったが、同じような 構造であったのは確かだが。 しかし、見たところこれを演奏するのは異常な程の高等テクニック を要求されるのは必定であろう。 テレビに出ていた人は、生まれてこの方50年も胡弓を演奏して いると言っていたが、実に怪しげな演奏だった。 きっと、自分の音楽を理解するセンスがこの楽器を理解するところ まで行っていないのだと思うが。 |