PC/AT Chipsetの知識
ここではパソコンのパーツのうち、CPUに次ぐ重要なパーツであるチップセットに ついてまとめてみた
余り知っていても役に立たない知識だが、閑な人は読んでくれたまえ。
Intel Chipset


Pentium向けチップセット

NEC PC9800及びPC9821シリーズに使用されたチップセット
勿論、同時期のDOS/Vパソコンにも使われている
チップセット名 コードネーム 主な採用機種
430LX Mercury Xf
430NX Neptune Xa/Xt/SV-98model2
430FX Triton V7/V10/V12/V13
430VX Triton(VX) V166/V200/V233/Ct20/F166/F200/Xc200
430HX Triton(HX) Xa13-W/Xa16-W/Xa20/Xa200/Xv13-W/Xv20
430TX C233
430MX Mobile Triton Nr150/Nr166/Nr233/Nr266/Nr300
SuperCore591/594 WildCat(通称) Xa7e/Xa7/Xa9/Xa10/Xa12/Xa13-R/Xv13-R/Xt13/Xt16

PentiumPro/PentiunII/III向けチップセット

チップセット名 コードネーム 主な採用機種、仕様
PentiumPro/PentiumII系
450KX/GX Orion St15/St20
440FX Natoma Ra18/Ra20/RaII23/Ra266/Ra300/Ra333/Ra40/Ra43/Rv20/Rs20
ServerSetI RvII26/RsII26
440LX FSB66MHz、Dualプロセッサ、SDRAM、AGP2X対応
PentiumIII/PentiumIIXeon/PentiumIIIXeon系
440BX FSB100/66MHz、Slot1Dualプロセッサ、SDRAM、AGP2X対応
440GX FSB100/66MHz、Slot1/2のDualプロセッサ、SDRAM、AGP2X対応でワークステーション/サーバ向け
440EX FSB66MHz対応の440LX廉価版
440ZX(-66) FSB100/66MHz対応の440BX廉価版(440ZX-66はFSB66MHz止まり)
440DX モバイルCeleron対応のモバイル向け
450NX FSB100MHz、Slot2のQuadプロセッサ、64bit/33MHzPCI、EDO-DRAM対応PCIチップセット(EDO-DRAM-4Wayインタリーブ対応)
440MX Banister FSB100/66MHz対応の1チップでモバイル向け
810 Whitney FSB133/100/66MHz、SDRAM対応のローエンド向けAGPなしチップセット
815 Solano FSB133/100/66MHz、SDRAM/AGP4X対応
815E Solano2 同上
820 Camino FSB133/100MHz、Slot1/Socket370のDualプロセッサ、RDRAM1ch、AGP4X対応
820E Camino2 同上
830M Almador-M FSB133/100MHz、SDRAM、グラフィック統合、Tualatin対応のモバイル向けチップセット
840 Carmel FSB133/100MHz、Slot1/2、Socket370のDualプロセッサ、RDRAM2ch、64bit/66MHzPCI、AGP4X対応でワークステーション向け
Profusion FSB100MHz、Slot2の8-Wayプロセッサ、64bit/66MHzPCI、SDRAM対応でハイエンドサーバ向け
ServerSetII FSB100MHz、Slot1のDualプロセッサ、SDRAM対応でサーバ向け
ServerSetIIILE FSB100/133MHz、Slot1/Slot2/Socket370のDualプロセッサ、64bit/66MHzPCI、SDRAM対応でサーバ向け(AGPなし)
ServerSetIIIWS FSB100/133MHz、Slot1/Slot2/Socket370のDualプロセッサ、64bit/66MHzPCI、SDRAM、AGP2X対応ワークステーション向け(SDRAM-2Wayインタリーブ対応)
ServerSetIIIHE FSB100/133MHz、Slot1/Socket370のDualプロセッサ、Slot2のQuadプロセッサ、64bit/66MHzPCI、SDRAM対応でサーバ向け(SDRAM-4Wayインタリーブ対応)
ServerSetIIIHE-SL FSB100/133MHz、Socket370のDualプロセッサ、64bit/66MHzPCI、SDRAM、AGP2X対応でサーバ/ワークステーション向け(SDRAM-2Wayインタリーブ対応)
Copperhead Samurai-DDR FSB133MHz、Tualatin、PCI-X、Dualプロセッサ、Dualノースブリッジ、DDR、AGP対応でワークステーション/サーバ向け
Cobalt FSB100MHz、Slot1のDualプロセッサ、独自メモリによるインタリーブ(3.2GB/s)、64bitPCI、グラフィック統合でSGI独自IA-32ワークステーション用

Pentium4/Xeon向けチップセット

チップセット名 コードネーム 主な仕様
Pentium4系
845 Brookdale FSB400MHz、SDRAM、AGP4X対応
845-Bstep Brookdale-DDR FSB400MHz、DDR-SDRAM、AGP4X対応
845E Brookdale-E FSB400/533MHz、DDR-SDRAM、AGP4X対応
845G Brookdale-G 845Eのグラフィック統合版
845GL Brookdale-GL 845GのFSB400MHz止まり、AGPなし版
845GV 845GのAGPなし版
845MP 845-Bstepのモバイル向け
852GME Montara-GT FSB400/533MHz、DDR-SDRAM、グラフィック統合、AGP4X対応でモバイル向け
850 Tehama FSB400MHz、RDRAM2ch、AGP4X対応
850E Tehama-E FSB400/533MHz、RDRAM2ch、AGP4X対応
865P Springdale-P FSB400/533MHz、DDR-SDRAM2ch、AGP8X対応
865G Springdale-G FSB400/533/800MHz、DDR-SDRAM2ch、グラフィック統合、AGP8X対応
865PE Springdale-PE FSB400/533/800MHz、DDR-SDRAM2ch、AGP8X対応
865GV Morgan Hill 865GのAGPなし版
875P Canterwood FSB533/800MHz、DDR-SDRAM2ch、PAT、AGP8X対応
848P Breeds Hill FSB400/533/800MHz、DDR-SDRAM1ch、AGP8X対応
E7205 Granite Bay FSB400/533MHz、DDR-SDRAM2ch、AGP8X対応でワークステーション向け
GrandChampion-SL FSB400/533MHz、DDR-SDRAM1ch、PCI-X対応でPentium4、XeonSingleプロセッサ向け
Xeon/XeonMP系
860 Colusa FSB400MHz/RDRAM2ch、64bit/66MHzPCI、Dualプロセッサ、AGP4X対応でワークステーション向け
E7500 Plumas FSB400MHz、DDR-SDRAM2ch、PCI-X、Dualプロセッサ対応でサーバ向け
E7501 Plumas-533 E7500のFSB533MHz対応版
E7505 Placer FSB400/533MHz、DDR-SDRAM2ch、PCI-X、Dualプロセッサ、AGP8X対応でワークステーション向け
GrandChampion-LE FSB400/533MHz、DDR-SDRAM2ch、PCI-X、Dualプロセッサ対応でサーバ向け
GrandChampion-WS FSB400/533MHz、DDR-SDRAM2ch、PCI-X、Dualプロセッサ、AGP8X対応でワークステーション向け
GrandChampion-HE FSB400MHz、DDR-SDRAM4ch、PCI-X、Quadプロセッサ対応でサーバ向け
XA-32 FSB400MHz、DDR-SDRAM4ch、PCI-X、16-wayプロセッサ対応

AMD系チップセット

チップセット名 コードネーム 主な仕様
Athlon系(EV6アーキテクチャ)
751 Irongate FSB200MHz、SDRAM、AGP2X対応
761 Irongate-4 FSB200/266MHz、DDR-SDRAM、AGP4X対応
762 FSB200/266MHz、DDR-SDRAM、Dualプロセッサ、64bit/66MHzPCI、AGP4X対応
Opteron/Athlon64系(AMD64 Instruction Set Architecture, HyperTransport)
8111 HyperTransport I/O hub
8131 Golem HyperTransport PCI-X Tunnel
8151 Lokar HyperTransport AGP3.0 Graphics Tunnel

P5系(Socket4/Socket5/Socket7/Super7)

コードネーム 説明 主な該当プロセッサ
P5 0.8μm版Pentium Pentium60/66
P54C 0.6μm版Pentium Pentium75/90/100/120/133/150/200
P55C MMX Pentium MMX Pentium150/200/233
P54CTB MMX Pentium OverDrive processor MMXPentiumODP150/180/200
K6 K6 K6-233/266
AMD-K6 3D K6-2 K6-2/300/350/380/400/450/475/500/550
Sharptooth K6-III K6-III400/450/475
M2 MII MII300/333/366/400

P6系(Slot1/Socket370)

コードネーム 説明 主な該当プロセッサ
P6 PentiumPro PentiumPro150/180/200
P6T PentumII OverDrive processor PentiumIIODP
Klamath 0.35μm版PentiumII(コア電圧2.8V) PentiumII233/266/300
Covington 0.25μm版Celeron(L2なし) Celeron266/300
Deschutes 0.25μm版PentiumII(コア電圧2.0V) PentiumII266/300/333/350/400/450
Katmai 0.25μm版PentiumIII PentiumIII450/500/533B/550/600/600B
Mendocino 0.25μm版Celeron(L2統合) Celeron300A〜533
Coppermine 0.18μm版PentiumIII PentiumIII500E/533EB/550E/600E/600EB/667〜1.13
Coppermine-128K 0.18μm版Celeron Celeron533A〜1.1
Tualain 0.13μm版PentiumIII(-S)/Celeron PentiumIII-S1.13/1.26/1.4、Celeron1A/1.1A/1.2/1.3/1.4、PentiumIII1.13A/1.20/1.33/1.4

Netburst系(Socket423/478/603/604)

コードネーム 説明 主な該当プロセッサ
Willamette 0.18μm版Pentium4(L2=256KB) Pentium4 1.3/1.4/1.5/1.6/1.7/1.8/1.9/2.0
Willamette-128K 0.18μm版Celeron(L2=128KB) Celeron1.7/1.8
Northwood 0.13μm版Pentium4(L2=512KB)/Celeron(L2=128KB) Pentium4 1.6A/1.8A/2.0A/2.2/2.26/2.4/2.4B〜3.2、Celeron2.0〜2.6
Foster 0.18μm版Xeon(L2=256KB) Xeon1.4/1.5/1.7/2.0
Prestonia 0.13μm版Xeon(L2=512KB) Xeon1.8/2.0/2.2〜3.06/3.06(L3=1MB)
FosterMP 0.18μm版XeonMP(L2=256KB, L3=512KB/1MB) XeonMP1.4/1.5/1.6
Gallatin 0.13μm版XeonMP(L2=512KB, L3=1/2MB) XeonMP1.5/1.9/2.0/2.5/2.8、Pentium4 Extreme Edition(3.2GHz, L3=2MB)

EV6アーキテクチャ(SlotA/SocketA)

コードネーム 説明 主な該当プロセッサ
K7 0.25μm版Athlon Athlon500〜1GHz
K75 0.18μm版Athlon  
Magnolia 0.18μm版Athlon1GHz Athlon1GHz
Thunderbird 0.18μm版Athlon(L2=256KB統合) Athlon900〜1.4GHz、AthlonMP1.0/1.2GHz
Palomino 0.18μm版Athlon(L2=256KB統合)の新コア AthlonXP1500+〜2100+、AthlonMP1500+〜2100+
Thoroughbred 0.13μm版AthlonXP/MP AthlonXP1600+〜2700+、AthlonMP2000+〜2600+
Spitfire Duron(L2=64KB) Duron600〜950MHz
Morgan 新コアDuron Duron900〜1.3GHz
Applebred FSB266MHz版Duron Duron1.4/1.6GHz
Barton 0.13μm版AthlonXP/MP(L2=512KB) AthlonXP2500+〜3200+、AthlonMP2800+



VIA Technologies

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Apollo VP (VT82C580VP)
 Apollo VPは、代表的なApollo VPシリーズの第1製品として、1995年10月に発表されました。
 Pentium、Cyrix 6x86,AMD K5といった当時の代表的なCPUをすべてサポートし、
Socket7対応チップセットとしては、初めてBEDO-DRAMに対応しています。
チップセットは、ノースブリッジ相当のチップとして、VT82C585VP(主記憶+キャッシュコントローラ)
とVT82C587VP(データパスユニット)×2個の計3個、さらに、サウスブリッジ(PCI-ISAブリッジ)
としてVT82C586VPの合計4個から構成されています。
当時としても代表的な機能(バスマスタIDE、USB、UMAなど)をすべて網羅した魅力的な
チップセットの1つでした。

Apollo VP2 (VT82C595/VT82C586B)
 Apollo VPの改良版です。Apollo VPの使用に、ECC、UltraDMAなどへの対応が追加されていて、
さらにCyrixのリニアバーストモードに対応したことや、VPでニーズの低かったUMA機能が
省かれていることが大きな特徴です。
 ほぼ同等の機能を持ったチップセットにAMD社のAMD-640がありますが、これはApollo VP2をベースにして、
AMD社がライセンス供給を受けて開発したものです。 
チップ構成は、このVP2よりノースブリッジ(VT82C595)とサウスブリッジ(VT82C586A)
の完全な2チップ構成となり、ノースブリッジにはVIA社で初めてのBGAパッケージが採用されました。
 また、サウスブリッジをVT82C586Bにリプレースし、ACPIに対応したVP2/97も発表されています。


Apollo VPX (VT82C585VPX/VT82C586B)
 Apollo VPXは、VPシリーズの機能廉価版として96年12月に発表されました。
 VP2でニーズの低かったBEDO-DRAMのサポートを省き、外部クロックを75MHzまで正
式に対応させた点が特徴です。
 リリースはVP2よりも後ですが、チップセット自体はApollo VPをベースに開発されているため、
4個のチップ(ノースブリッジ相当のチップとして、ホスト−PCIブリッジのVT82C585VPX、
データパスユニットの
VT82C587VP×2個、サウスブリッジ(PCI-ISAブリッジ)としてのVT82C586A)によって構成されています。 
のちに、サウスブリッジをVT82C586Bにリプレースし、ACPIに対応したVPX/97も発表されています。

Apollo VP3 (VT82C597/VT82C586B)
 Apollo VP3は、Socket7で初めてAGPをサポートし、VIA社の名を一躍有名にしたチップセットです。
 大きな特徴は、そのAGP(x2モード)への対応と、メインメモリとしてSDRAM以外にDDR-SDRAMを
サポートした点です。
ただし、このチップセットが登場した当時はDDR-SDRAMのサンプル品すらろくに出回っていなかったため、
実際に出荷された製品のすべてに動作保証がされているかどうかはわかりません。
メモリまわりは、ほかにもECC対応や最大で1GBまでの容量を搭載できることから、
サーバークラスのマシンでも十分対応できる高機能なシステム構成へと仕上がっています。
データシート上では、66MHzまでの外部クロックしか対応していないことになっていますが、
VP3を搭載した多くのマザーボードは、75MHzや83MHzの設定を持っているため、自作ユーザーの間では、
後継チップであるMVP3が登場するまで圧倒的な支持を受けていました。
ノースブリッジ(ホスト−PCIバス)として新開発のVT82C597を搭載し、サウスブリッジ
(PCI−ISAブリッジ)にはApollo VPX/VP2で利用されていたVT82C586Bを流用しています。

Apollo MVP3 (VT82C598AT/VT82C586B)
 Apollo VP3を正式にPC/100(100MHz外部クロック)に対応させたチップセットがApollo MVP3です。
 外部クロック(FSB)として、66/75/83/100MHzと多くの動作モードに対応し、Socket7
に対応したすべてのCPUについての動作保証をうたったという点は大きな特徴です。
が、
代わりにVP3でサポートされていたDDR-SDRAMへの対応やメモリの最大搭載容量が
1024MBから768MBへ削減されるといった機能縮小も見えます。
 とはいうものの、個人で使う分にはそれほどのメモリを必要とすることはあまりないですし、
DDR-SDRAMもまだ製品としては出荷されていない(もしくは量が少ない)ため、実際に利
用する分についてはほぼ差し支えがないと思います。
 ノースブリッジ(ホスト−PCIブリッジ)にはVT82C598を搭載し、サウスブリッジ(PCI−ISAブリッジ)には、
Apollo VPX/VP2/VP3で利用されていたVT82C586Bを流用しています。
また、ノースブリッジ自体はモバイルPCへの対応も考慮した設計がされているため、
サウスブリッジを専用のモバイルサウスブリッジ(VT82C596)にリプレースすれば、
モバイルPCなどの携帯端末へ利用ができるようになっています。

Apollo MVP4 (VT8501/VT82C686A)
 Apollo MVP4は、グラフィック機能とサウンド機能、スーパーI/Oコントローラなどをすべて
統合したSuper Socket7対応チップセットです。
Intel社が発表したi810と同様に、エントリー市場をターゲットにした、オールインワンチップセットです。
 ベースクロックは、公式発表では66/75/83/95/100MHzと多様な設定に対応しており、
AGP(2x)接続された2D/3Dグラフィックエンジンノースブリッジ内に、Sound Blaster Pro互換の
サウンド機能とスーパーI/Oコントローラ、さらにはAC’97規格に準拠したデジタルコントローラ
までもサウスブリッジに統合しています。
ほかにも、VCM-SDRAMやUltraDMA/66への対応もはかっており、Socket7対応のプロセッサを
用いたハイコストパフォーマンスなPC市場を開拓しようとしています。
 チップセットは、ノースブリッジ(ホスト−PCIブリッジ)にはVT8501,サウスブリッジ(PCI−ISAブリッジ)
にはVT82C686Aの2チップ構成です。
特に、ここで用いられているサウスブリッジ(VT82C686A)は、別名”スーパーサウスブリッジ”と
いわれ、今までVIA社で発表されてきたすべてのノースブリッジとの組み合わせが可能
であるように設計されています。
 ノースブリッジ内に内蔵されているグラフィックエンジンはTrident社のBLADE-3Dが
AGP(2x)で接続されています。
これは、2Dや3Dアクセラレーションはもちろんのこと、DVD再生(MPEG2デコード)
支援機能までも持っています。

Apollo Pro (VT82C691/VT82C596A)
 Apollo Proは、VIA社が初めてPentiumII/Celeron及びPentium Pro用にリリースしたチップセットです。
1998年5月に発表されました。ベースクロック100MHzに対応し、AGPやSDRAMへの対応など、
Intel社のPentiumII用チップセットと比較しても遜色のない機能を提供しています。
ノースブリッジ(ホスト−PCIブリッジ)には、VT82C691を採用し、サウスブリッジ(PCI−ISAブリッジ)には、
Apollo MVP3に採用されていたチップと同じVT82C586B、あるいはIntel 82371ABとピン互換の
VT82C596Aのいずれかが搭載可能となっています。
また、VT82C596Aでは、モバイルシステムを意識した設計がなされており、ノートPCなどの
携帯端末においても搭載することが可能になっています。
プレス当初は、Apollo Proは、UltraDMA/66への対応やDDR-DRAM、VCM-SDRAMなどの対応が
うたわれていましたが、実際に登場した製品は、440BXとほぼ同等の性能に落ち着き、
それらの拡張機能は後継のチップセットへと見送られることになりました。
また、VT82C596Aは、Intel社のAPIC技術が採用されているため、マルチプロセッサにも対応しています。
なお、Apollo Proチップセットには、マザーボードメーカーのためのOEM版として、VT82C692BX(VIA BX Pro)と
呼ばれるバージョンもあります。
これは、VT82C691と全く同等であり、かつ440BXとピン互換という特徴も持っています。

Apollo Pro Plus (VT82C693/VT82C596A)
 Apollo Pro Plusは、Apollo Proの後継として、PentiumII及びCeleron用に発表されたチップセットです。
Apollo Proとの大きな違いは、ノースブリッジがVT82C693へと変更され、それに伴いSlot8(PentiumPro)への
対応を取りやめ、Slot1とSocket370に正式対応した点にあります。
ほかには、プレリリース版には、VCM-SDRAMへの対応がうたわれていますが、その点に関しては不明です。
VIA社は、このチップセットをプレリリースする直前に、Intel社よりP6バスにおけるライセンスを正式に取得したこともあり、
今後Intelに対してどれだけのアドバンテージを得ることができるか、Apollo Proシリーズの
重要な戦略ポイントになりそうです。

Apollo Pro 133
 ApolloPro133は世界で最初のベースクロック133MHzに対応したチップセットです。
Intelのi820がまだでてきていないことから、最新のPentiumIIIに対応している唯一のチップセットです。
 主な特徴は、AGPは2xに対応、AGPクロックがベースクロックの1/2に設定できるため、
FSB133MHz時でも66MHzという正規のAGPクロックが供給されます。
ほかにもメモリクロックはベースクロックに非同期で動作するため、従来の100MHzベースで
駆動するPentiumIII/IIでも、PC133対応メモリがフルに生かせるのは大きな強みです。
メモリは、SDRAMにNEC開発の「VC-SDRAM」にも対応しています。Rambus-DRAMがでてこない今、もっとも高速なメモリです。
メモリの容量は最大で1.5GBですが、現在入手できるメモリを考えると、256MB*4で1GBになります。

Apollo PM601 (VT8601/VT82C686A)
 VIA初のグラフィック統合のチップセットです。
ベースはApollo Pro133で、グラフィックコアはTrident Brade3DがAGP(2x)で接続されています。
 ベースがApolloPro133ということで、PC133のSDRAMに加えVCM-SDRAMをサポートしている。
対象のCPUはPentiumII/PentiumIII/Celeronに加えCyrixIIIもサポートしている。
そのため、ベースクロックも66/100/133MHz幅広く対応している。 
サウスブリッジは、
通称SuperSouth(VT82C686A)と呼ばれるものを搭載、UltraDMA/66は当然として、10/100Base-T,
AC-97音源, スーパーI/Oコントローラをも内蔵している。
ベースがいくらApolloPro133といえども、グラフィックコアがBrade3Dでは少々グラフィック機能が弱いように思う。
また、わざわざAGPが2xまでしか対応できていないApolloPro133を使っていることからグラフィック統合チップセットの
テスト版として出されたのではないか??

Apollo Pro 133A (VT82C694X/VT82C686A)
 Apollo Pro133Aは、66/100/133MHzのベースクロックとメモリバス、AGP4xに対応したSlot1/Socket370系最強のチップセットです。
ベースクロック133MHzはApollo Pro133で正式に対応していたが、今回はAGP4xがサポートされ、
ノースブリッジに搭載すべき最新機能がすべて網羅されたことになります。
サウスブリッジはMobile South(VT82C596B)とSuper South(VT82C686A)から選択できる。
Mobile Southは、最新のUltraATA/66に対応した以外は、440BXのPIIX4Eと同様の機能を備えたサウスブリッジで、
Intelのi8xxシリーズとは違ってISAバスのサポートもしています。
SuperSouthは、UltraATA/66や4ポートのUSBインターフェースといった最新機能をサポートしているうえ、
サウンド(SoundBlasterPro互換)やスーパーI/Oコントローラ、ハードウエアモニタ機能などが
統合された多機能サウスブリッジです。
Apollo Pro133AとSuper Southの組み合わせは現状では最強のチップセットです。

Apollo KX133 (VT8371/VT82C686A)
 このチップセットは、AMDのAthlon用チップセットです。
Apollo Pro133AのSlotA対応バージョンで、200〜266MHz(DDR動作)のEV6バスをサポートします。
 メモリはPC-100/133のSDRAMに、VC-SDRAM(100/133MHz)に対応していて、将来的には266MHzまで
上昇するEV6バスを有効に生かすことのできる高速メモリへの対応はバッチリだ。
 また、AMD-751はAGP2xまでの対応だが、KX133はAGP4xも正式にサポートしている。
サウスブリッジはVIAお得意のVT82C686A(スーパーサウスブリッジ)を流用しているため、
現段階でのAthlon用のチップセットとしては最強です。
 コスト面でも、AMD-750は6層基板のマザーボードを用いなければいけなく、それゆえ高価だったが、
KX133だと標準的な4層基板のマザーボードを使うことができるため、わずかながら低価格化の期待ももてる。

ProSavage PM133 (VT8605)
 最近巷ではグラフィック統合型のチップセットがはやっていますが、VIA社とS3社が合同で作った
VIA社初のグラフィック統合型チップセットです。
 基本的にはApollo Pro133Aと同じで、VT82C694XにSavage4を内蔵したもの。
i815同様外部AGPスロットもサポートし、内蔵グラフィックスを切り離すことができる。
将来的にはUltraDMA/100をサポートした新しいサウスブリッジと組み合わせることになりそうだ。
ピン配列はVT82C694Z互換なのでマザーボードベンダーにはうれしい配慮がされている。

Apollo KT133(VT8363/VT82C686A)
 Apollo KT133はSocketA用のチップセットで、正式にThunderbird&Duronに対応したチップセットだ。
200/266MHzのEVバスをサポートしている点に関してはKX133と変更無い。
 メモリに関しては、PC100/133のSD-RAM+バーチャルチャネルSD-RAMをサポートしている。
AGP(4x)、UDMA100下位互換UltraDMA/66対応も当然している。 
その他の性能に関してはKX133と変わりない。
電源問題が多少改善されたぐらいだ。
ナポレオン(私)はこのチップセットを使ったSOYOのマザーボードでAthlon900、FSB200、
SDRAM133の256MBでWindows2000を走らせたけど速い〜のなんの、そりゃもうすごかったです。
Windows2000の起動にかかった時間は50秒ほどでした。
ぶったまげました。この調子だと次世代のVIAチップApolloKT266は30秒ぐらいで起動できるんですかね?(笑)

Apollo KT266

Apollo KT266 チップセットは、VT8366 ノースブリッジと VT8233 サウスブリッジで構成されており、
このことはVIAの Apollo Pro 266 Pentium III DDR チップセットですでに知っています。KT266 をその先行モデルである KT133(A) と
比べたときの主な魅力は、この新しいサウスブリッジと、
それが VIA の "V-Link" を経由してノースブリッジへ接続されていることです。
この "V-Link" は、133 MHz にクロックされた 8ビット幅のデータパスで、ダブルポンプ型であり、
最高 266 MB/秒でデータを転送できます。
これまでのチップセットには、ノースブリッジとサウスブリッジの間のリンクとして、その他の 
PCI デバイスとの共用に必要な、133 MB/秒の速度しかない PCI バスが使われていました。
V-Link が Intel の「ハブアーキテクチャ」の VIA 版であることは言うまでもありません。
ノースブリッジとサウスブリッジの間に似たような接続が採用されています。 

 この新しいフィーチャに加えて、KT266 は、すでによく知られたメモリタイプ、SDR SDRAM (PC133まで) と
バーチャルチャンネル SDRAM (VCM) に対応しているだけではなく、 DDR-SDRAM にも対応しています。
この対応しているメモリの種類の多さは ALi の「マジックでもなんでもない」MaGiK1 DDR チップセットにも
言えることですが、AMD の 760 はほんとうに DDR だけのソリューションであり、それより遅いメモリタイプの
ことは一切考えていません。
 VT8233 サウスブリッジは、今日のサウスブリッジにあるいいものをすべて備えています。
 ATA100、AC-97、MC-97、USB ポート 6 つのほか、外部 PHY 用の組み込み型ネットワーク MAC などが
それらであり、この MAC には 100/10 Ethernet 接続性があります。
極め付きは、AMD の PowerNow に対応していることです。
 VT8233 サウスブリッジが、たとえばノートブックのようなモバイルでの利用に役立つのは、
このテクノロジーのおかげです。 
テクノロジーの点では、VIA の Apollo KT266 は非常にいい印象を与え、AMD の 760 の
堂々たる競争相手に思えます。しかし、それは実際に試してみるまではわからないので、 KT266 が、
このすばらしいフィーチャの数々を備えているうえに、相当なパフォーマンスも発揮できる
のかどうか調べてみることにしました。 

 

SiS (Sillicon Integrated Systems Corp.)

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SiS85C501/502/503
 SiS85C501/502/503は、SiS社がPentium用(Socket5)のチップセットとして初めてリリースした製品になります。
同時期のIntel社のチップセットと比較して特筆すべき点は、外部キャッシュの強化であり、
B-SRAMに対応し、かつ最大2MBまでの対応をしている点にあります。
 チップは、現在のノースブリッジに相当するチップとして、SIS85C501(主記憶+キャッシュコントローラー)と
SIS85C502(データバスユニット)×2個、さらにサウスブリッジ(PCI-ISAブリッジ)としてSiS85C503の
計3個によって構成されています。

SiS5511/5512/5513
 SiS5511/5512/5513は、Intel 82430FXの対応馬としてリリースされました。
そのため、PB-SRAMやEDO-DRAMへの対応など、430FXがサポートしている機能を網羅しつつ、
1024MBのメインメモリサポートなど、オリジナリティを主張する機能も盛り込まれています。
 チップセットは、ノースブリッジに相当するチップとして、SiS5511(主記憶+キャッシュコントローラ)と
SiS5512(データバスユニット)の2個、それにサウスブリッジ(PCI-ISAブリッジ)としてSiS5513の
計3個で構成され、Pentium対応チップセットとしては珍しい32ビットDRAMアクセス(SIMM1枚単位の
増設が可能)の機能も提供しています。
当時は、メモリの価格も16MBで4〜5万円はしていたので、486系からPentiumへ移行を考えているユーザーには
1枚ずつメモリが増設できるので、非常に重宝する機能でした。

SiS5101/5102/5103
 SiS5101/5102/5103は、前述のSiS5511/5512/5513をベースにし、モバイルPC向けに機能制限を
付加した廉価版チップセットです。
 チップセットは、現在のノースブリッジに相当する部分として、SiS5101(主記憶+キャッシュコントローラ)と
SiS5102(データパスユニット)の2個、さらにはサウスブリッジ(PCI-ISAブリッジ)として、SiS5103の
計3個によって構成され、SiS5511/5512/5513と比較し、メインメモリの搭載容量やCPUクロックに
ついて制限をかけています。
これは、Intel社の430MXに対抗して95年11月にリリースされましたが、残念ながら広く普及するには至りませんでした。

SiS5596/5513(Genesis)
 SiS5596/5513は、1996年3月、Pentium第4世代チップセットIntel社の430VX/HXとほぼ時期を
同じくしてリリースされました。
 チップセットは、ノースブリッジ(ホスト−PCIブリッジ)としてSiS5596,サウスブリッジ(PCI−ISAブリッジ)に
SiS5513の2個によって構成されています。
特に、ノースブリッジには64ビット、RAMDAC135MHzのグラフィックエンジンを内蔵し、UMA(最大4MB)
機能まで標準で提供していることが大きな特徴です。
 なお、SiS社ではこのチップセットで初めてBGAパッケージを採用し、USB、IDEバスマスタへの対応がされています。

SiS5571(Trinity)
 SiS5571は、PC/AT互換機史上はじめて、ノースブリッジとサウスブリッジの機能を1チップに
集積することに成功した、オールインワンタイプのチップセットです。
そのため、480ピンという巨大なBGAでパッケージングされていますが、SDRAMやベースクロック75MHzに
正式に対応するなど、いくつかの機能拡張もされています。

SiS5581(SiS5582)
 SiS5581は、SiS5571の後継チップとして、1997年4月に発表されました。
SiS社オリジナルの1チップ統合型パッケージングはそのままで、Intel430TXを意識した機能提供
(ACPI対応、UltraDMA/33対応)を行っています。 
なお、SiS5581の類似チップとしてSiS5582がありますが、これはBGAピン配列を対象にしただけで、
SiS5581と機能は全く同じです。
なぜこのようなチップがあるのかというと、マザーボードの開発側を考慮し、基盤レイアウトの都合で、
SiS5581またはSiS5582ののどちらでも選択できるようにしているのです。

SiS5597/SiS5598(Jedi)
 SiS5597は、SiS5581(SiS5582)にグラフィックエンジンまでも内蔵させてしまった統合型チップです。
それゆえ、グラフィックエンジンを内蔵している点と、それに伴いUMAに対応している点をのぞけば、
SiS5581(SiS5582)と全く同等です。
VGAまで含めたすべての機能が1チップにパッケージされているため、コスト面で他のチップセットより
大きなアドバンテージを得ることができますが、内蔵のグラフィックエンジンは3Dアクセラレーションを
持っていないため、ゲームを中心に利用しているホビーユーザーにはあまり人気がありませんでした。
 なお、SiS5598は、SiS5597と同じ機能を持っています。
違いは、BGAピン配列が逆になっているだけで、SiS5581とSiS5582の関係と全く同じです。

SiS5591/5595(David)
 SiS5591は、Socket7上でAGPをサポートしたチップセットです。
 当初は、ベースクロック100MHzへの対応も歌われていましたが、実際の製品では100MHzで
動作することはまれであったため、後に正式対応クロックが83MHzへと変更されています。
しかし、いくつかのマザーボードでは100MHzでの動作実績があるみたいです。
 チップセットは、ノースブリッジ(ホスト夷CIブリッジ)としてSiS5591またはSiS5592,サウスブリッジ(PCI-ISAブリッジ)
としてSiS5595によって構成されています。
SiS5592とは、SiS5591のピン配列を逆にしたものです。
 また、このチップセットは通常サウスブリッジに搭載されているはずのIDEコントローラをノースブリッジ内に
格納するという特徴も持っています。

SiS530/5595
 SiS530は、Socket7上で100MHzシステムバス、UltraDMA/66,さらにAGP接続のグラフィックエンジンと
いった、すべての機能を1チップ化させることに成功したハイコストパフォーマンスなマルチメディア統合チップです。
 特にUltraDMA/66,およびPCI Rev2.2への対応は、他のチップセットベンダに先駆けてPC/AT互換機市場で
投入した機能であり、SiS社における大きな功績でしょう。
 ノースブリッジ(ホスト-PCIブリッジ)としてSiS530,サウスブリッジ(PCI-ISAブリッジ)としてSiS5595に
よって構成されています。
サウスブリッジについては、SiS5591/5595の項で説明したチップ(SiS5591)と全く同じものですが、
このチップセット(SiS530)もSiS5591と同様に、ノースブリッジ内にIDEインターフェースを搭載しているため、
サウスブリッジが旧型のチップであっても、UltraDMA/66に対応することができます。
 内蔵のグラフィックエンジンは、SiS5597では組み込むことができなかった3Dアクセラレーション機能も
搭載し、ノースブリッジ内で直接AGP接続されているため、高速かつハイクォリティな画面描写を実現しています。
 また、このチップセットではECCの機能は省略されています。

SiS5600/5595
 SiS5600は、Intel社以外のチップセットで初めてSlot1に対応したチップセットです。
 チップセットは、ノースブリッジ(ホスト−PCIブリッジ)としてSiS5600,サウスブリッジ(PCI-ISAブリッジ)と
してSiS5595によって構成されています。
Intel社以外では初のSlot1対応ということで、マザーボードでの採用実績はそれほど多くはないですが、
機能は440BXと比べても遜色ないほどであり、SiS620といったチップセットの開発の大きな布石となりました。

SiS620/5595
 SiS620は、Socket7用チップセットであるSiS530をSlot1/Socket370用に改良した統合型チップセットです。
 そのため、主な使用は対応CPUが異なるという点をのぞけばほとんど同じであり、100MHzシステムバス、
UltraDMA/66,PCI Rev2.2,AGP接続グラフィックコントローラ内蔵など、重要な機能はSiS530と
全く同じ機能で搭載されています。
 ノースブリッジとしてSiS620,サウスブリッジではSiS530で利用されていたSiS5595が利用されています。

SiS630/SiS630S/SiS630E
 SIS630は,Slot1/Socket370用の統合型チップセットです。
このチップセットは、ノースブリッジもサウスブリッジも1チップに統合されています。
 AGP(4x)相当で接続された128bitグラフィックチップ(SiS301)が統合されています。
このグラフィックスコアは、DVD補償機能はもちろん、液晶ディスプレイ用デジタル出力、TV出力も行えます。
グラフィックメモリはSMA方式でメインメモリの一部を利用しています。
外部AGPポートはなく、AGPのよく似た拡張スロットがありますがこれはA-DIMMと呼ばれるメモリを
増設するスロットにしかすぎません。
ただし、メモリを増設することによってメインメモリ64bitにA-DIMM64bit、合計128Bit接続になるため
パフォーマンスはそこそこ向上します。
 SiS630はPC100のSDRAMに加えてベースクロック133MHzに対応したPC133のSDRAM、
最近NECが開発したバーチャルチャネルSDRAMにも対応しています。
 また,SiS630は「スーパーサウスブリッジ」と呼ばれるものも統合しており、10/100MBイーサネットコントローラ、
AC'97準拠の3Dオーディオコントローラ、UltraDMA/66対応IDEコントローラ、5ポートのUSBとLPCバスと
いうパソコンに必要な物はすべて集約したという感じになっています。
 SiS630S/SiS630EはSiS630のマイナーチェンジ版で、SiS630SはSiS630に外部AGPポートを
備えたもので、SiS630EはA-DIMMスロットも外部AGPポートも省いた超低コストチップセットです。

SiS540
 SiS540はSocket7に対応したチップセットです。
このチップセットも統合型チップセットで、いわばSiS630のSocket7版と考えても間違いないと思います
 CPUはPentium(P54C)からAMD K6-2,K6-III,K6-2+まで対応しています。メモリ周りはPC100,
PC133のSD-RAMにくわえてバーチャルチャネルSDRAMにも対応しています。
AGP接続のグラフィックコントローラ(SiS300相当)、UltraDMA66、AC'97オーディオコーデック、
10/100BASE-TXイーサネットコントローラを内蔵しているので、このチップセットによりリーズナブルなパソコンができると思います。 

[ChipSet早見表]

intel

VIA ALi SiS
AMD - - -

CPU to
P3=PentiumV P2=PentiumU Ce=Celeron
X3=PentiumVXeon X2=PentiumUXeon PP=Pentium Pro
P55=PentiumMMX P54=Pentium
K7=Athlon

chipset to
slot1 or socket370
socket7
slotA or socketA
other

Intel
chipset Northbridge Southbridge CPU AGP Multi
CPU
USB UltraDMA Max
Memory
MAX
FSB Clock
i840 82840 82801AA P3,X3 4x 2 2 66 8G 133
i815E 82815 82801BA P3,P2,Ce Int/4x 1 4 100 512M 133
i815 82815 82801BA P3,P2,Ce Int/4x 1 2 66 512M 133
i820E 82820 82801BA P3,P2 4x 2 4 100 1G 133
i820 82820 82801AA P3,P2 4x 2 2 66 1G 133
i810E 82810E 82801AA P3,P2,Ce Int 1
2 66 512M 133
i810-DC 82810-DC100 82801AA P3,P2,Ce Int 1 2 66 512M 100
i810 82810 82801AA P3,P2,Ce Int 1 2 66 512M 100
i810-L 82810 82801AB P3,P2,Ce Int 1 2 33 512M 100
440DX × 386M 66
440ZX 82443ZX 82371EB (PIIX4E) P2,Ce 2x 1 2 33 256M 100
440ZX/66 82443ZX 82371EB (PIIX4E) P2.Ce 2x 1 2 33 256M 66
450NX 82454NX 82371EB (PIIX4E) P3,X3
P2,X2,Ce
× 4 2 33 8G 100 
450KX 82450KX PP × 2 X 33 1G 66
450GX 82450GX PP × 4 X 33 4G 66
440NX X2 × 1 33 4G 100
440GX 82443GX 82371EB (PIIX4E) P3,X3
P2,X2
2x 2 2 33 2G 100 
440FX 82441FX 82371FB (PIIX)/
82371SB (PIIX3)
PP × 2 2 × 1G 66
440BX 82443BX 82371EB (PIIX4E) P3,P2,Ce 2x 2 2 33 1G 100
440EX 82443EX 82371EB (PIIX4E) Ce 2x 1 2 33 256M 66
440LX 82443LX 82371AB (PIIX4) P2,Ce 2x 1 2 33 EDO1G
SDRAM512M
66
430TX 82439TX 82371AB (PIIX4) P55,P54 × 1 2 33 256M 66
430HX 82439HX 82371SB (PIIX3) P55,P54 × 2 2 × 512M 66
430VX 82437VX&82438VX 82371SB (PIIX3) × 2 × 128M 66
430MX 82437MX&82438MX 82371MX(MPIIX) × × × 128M 66
430FX 82437FX&82438FX 82371FB (PIIX) × × × 128M 66
430NX 82434NX&82433NX 82378IB/ZB × 2 × × 512M 66
430LX 82434LX&82433LX 82378IB/ZB × × × 192M 66
420 82378IB/ZB  ×

VIA
chipset Northbridge Southbridge CPU AGP USB Ultra
DMA
Max
Memory
MAX
FSB Clock
Apollo PM133 K7 4x
Apollo PL133 K7 int
Apollo KM133 K7 4x
Apollo KL133 K7 int
Apollo KT133 VT8363 VT82C686A K7 4x 4 66 2G

200

Apollo KX133 VT8371 VT82C686A K7 4x 4 66 2G 200
Apollo Pro133A T82C694X VT82C686A P3,P2,Ce 4x 4 66 2G 133
Apollo Pro133 VT82C693A VT82C686A/VT82C596B P3,P2,Ce 2x 2 66 1.5G  133
Apollo Pro Plus VT82C693 VT82C596A P2,Ce 2x 2 33 1G 100
Apollo Pro VT82C691 VT82C596/VT82C586B PP,P2 2x 2 33 1G 100
Apollo MVP4 VT82C501 VT82C686A all
Socket7
int

4

66 768M 100
Apollo MVP3
(MVP3.5)
VT82C598AT VT82C586B/VT82C596
(VT82C686A)
all
Socket7
2x 2 33 768G 100
Apollo P6/97 × × 1G
Apollo VP3 VT82C597 VT82C586B Socket7
( up to 233)
1x 2 33 1G 66
Apollo VP2/97 VT82C595 VT82C586B Socket7
( up to 200)
× 2 33 512M 75
Apollo VP2 VT82C595 VT82C586A Socket7
( up to 233)
× 2 33 512M 75
Apollo VPX/97 VT82C585 VT82C586B P54,P55 × 2 33 512M 75
Apollo VPX VT82C585 VT82C586A P54 × 2 33 512M 75
Apollo VP VT82C585 VT82C586 P54 × 2 ×  512M 66
Apollo Master × 66

ALi
chipset Northbridge Southbridge CPU AGP USB Ultra
DMA
Max
Memory
Max
FSB Clock
Aladdin ProW M1641 M1535D P3,P2,Ce 4x 2 66 1.5G 100
Aladdin K7 M1648 M1535D K7 4x 2 66 200
Aladdin TNT2 M1631 M1535D P3,P2,Ce Int 2 66 1.5G 100
Aladdin ProII M1621 M1543C P2 2x 2 33 2G 100
Aladdin ProI M1615 M1543C P2 2x 2 33 2G 66
Aladdin7 M1561 M1535D all socket7 Int 2 66 1G 1XX
Aladdin V+ M1541 M1543C all socket7 2x 2 33 1G 100
Aladdin V M1541 M1533 all socket7 2x 2 33 1G 100
Aladdin IV+ M1531 M1543C P54,P55 × 2 33 1G 83.3
Aladdin IV M1531 M1533 P54,P55 × 2 33 1G 83.3
Aladdin III M1521 M1523 × 2 × 1G 83.3
FinALi M1489 M1487B ×

SiS
chipset Northbridge Southbridge CPU AGP USB Ultra
DMA
Max
Memory
Max
FSB Clock
SiS730 SiS730 ------ K7 int 6 100 2G 200
SiS630 SiS630 ------ P3,P2,Ce int 66 1.5G 133
SiS540 SiS540 ------ all soket7 int 66 1.5G 133
SiS620 SiS620 SiS5595 P3,P2,Ce int 66 1.5G 100
SiS600 SiS600 SiS5595 P2 int 33 1.5G 100
SiS5600 SiS5600 SiS5595 int 33 1.5G 100
SiS530 SiS530 SiS5595 all soket7 int 66 1.5G 100
SiS5591 SiS5591 SiS5595 P54,P55 int 33 768M 83.3
SiS5598 SiS5598/SiS5597 ------ P54,P55 × 33 384M  75
SiS5582 SiS5582/SiS5581 ------ P54,P55 × 33 384M 75
SiS5596 SiS5596 SiS5513 P54 × × × 512M 66
SiS5571 SiS5571 SiS5572 P54 × × 384M 75
SiS5101 SiS5101&5102 SiS5103 P54 × × × 256M 66
SiS5120 SiS5120 P54 × 33 384M 75M

AMD
chipset Northbridge Southbridge CPU AGP USB Ultra
DMA
Max
Memory
MAX
FSB Clock
AMD-760 AMD-752 AMD-756 K7 4x 66  200
AMD-750
(AMD-751)
AMD-751 AMD-756
(VT82C686A)
K7 2x 66  768M 200