パソコン用OSの歴史

年号
Apple Computer社
Microsoft社
その他の会社
1973 ポール・アレンワシントン州立大学を中退、ビル・ゲイツハイスクールを休学。
トラフォデータ社設立。MITSアルテア用Basic開発

ビル・ゲイツハーバート大学入学
インテル8008を発表(1972)ゲアリー・キンドールPL/Mでプログラム開発開始。
Digital Research社
CP/M開発開始
 世界初のパソコン用OS。
 UNIXを参考に作られているが、メモリ保護機能のないシングルタスクのOSである。  8bitマイコンのi8008/Z80等で使用された。当時としてはディスクの管理が行える画期的な OSであった。
XEROX社
ALTO
 Palo Alto Research Center (PARC)で試作された世界初のGUI搭載コンピューター。
この時点で すでにウィンドウとマウスを備えていた。後に登場するAppleのLisa,MacintoshもALTOを参考にして 作られたものである。
1974 インテル8080を発表。
Digital Research社
CP/Mを発表
1975   Microsoft社設立。
MicrosoftBASICを発表。
 
1976 Apple Computer社設立。
AppleIを発表。
この当時AppleIにはMicrosoftのBasicが採用されていた。
NECがマイコンキットTK-80を発表。
1977 AppleIIを発表。 Apple-DOS
 Appleの最初のOS。
 コマンド方式のシングルタスクのOSである。  CP/Mと同様にディスクの管理が目的であった。
ビル・ゲイツ、ハーバート大学中退。
1978   西 和彦 アスキーマイクロソフトを設立
1979    NECがPC-8001を発表。
ワープロ・ソフト「ワードスター」発売、「ビジカルク」登場
1980 AppleIII発表。
Apple社株式公開を果たす。
Lisa開発開始。又、マッキントッシュの開発も始まる。
Seattle Computer Products社
86-DOS
 16bitマイコンi8086/i8088用の最初のOS。CP/Mを参考にして作られた。  1981年にはMicrosoft社へOSの権利が売却され、後にMS-DOSと呼ばれることになる。
1981  PC-DOS1.0(MS-DOS1.0)  IBMに供給されたMicrosoft初の16bitOS。86-DOSをIBM用にカスタマイズしたものである。
 シングルタスクでコマンド式のシェルを有している。ファイル階層構造はまだ使用できず、 利用可能なディスク容量はわずか160KBであった。
XEROX社
Star
 世界初のGUI搭載商用ワークステーション。アイコンの概念 を導入したGUIとマウスを備えており、後のパソコンに与えた影響は大きい。
 しかし、高価格のため商業的には成功できなかった。

孫 正義 ソフトバンク設立
1982   PC-DOS1.1
 日付・時刻がサポートされる。
NECが初代PC9801を発表。
デジタル・リサーチ、CP/M-86発売
1983 Lisa
 世界初のGUI搭載パソコン。
 プリエンプティブマルチタスクとメモリ保護機能を備えたカーネルを搭載していたが、 高価格(本体価格220万円)が災いして商業的には成功しなかった。  早すぎたパソコンといえるだろう。
MS-DOS2.0
 PC-DOS1.0から大幅な機能拡張が行われた。
 階層構造・I/Oリダイレクション・パイプライン・CONFIG.SYSが使用可能となり、 ファイル容量も15MBに拡張された。現在のDOSとかなり似たものになった。  MS-DOSという呼称はこのころから用いられるようになった。
NECがPC-9801F発売、PC-100発表。
その後PC-9801Eも登場
1984 Macintosh System Software1.x
 Lisaの廉価版パソコンとして登場したMacintosh用のGUI-OS。
 洗練されたGUI、QuickDrawによるWYSIWYG対応の強力なグラフィック機能を搭載していた。  その反面、カーネルの機能はLisaから大幅に縮小され、メモリ保護機能がないシングルタスクの OSとなった。
 Macintoshは個人でも購入できる最初のGUIパソコンでもあった。  とはいえ、初代Macの本体価格は59万8千円〜79万8千円とかなり高価であった。
MS-DOS3.0
 従来の12bitFATから16bitFATへ移行したことによって、30MBまでのディスクをサポートした。  DOSでHDDが利用され始めたのもこのころからである。
NECがPC9801-M2発売、1Mバイトフロッピー装備
1985 System2.x登場。
従来のMFS(Macintosh File System)からHFS(Hierarchical File System)へ移行することに よって最大2GBのディスクをサポート。
MacintoshがLocalTalkというLAN構築用ハードウェアに対応するようになる。 Macintosh用にPostScript対応のプリンタが登場。DTPの普及に貢献することになる。
Appleの創業者の一人Steve Jobs氏がAppleを退社。
John Scullyとの社内抗争に敗れた 結果であった。Jobs氏は、後にNeXT Computer社を設立することとなる。
MS-DOS3.1
 ネットワークに対応するようになり、DOSの普及を大幅に促進させた。  ネットワークに対応するためにファイルシステムの内部が大幅に作り 替えられている。
MS-DOS3.2
 3.5inchフロッピーディスクに対応。このころにEMSが登場するがまだDOSには 付属していなかった。
Windows1.0
 Microsoft社がMacintoshアプリの開発経験を生かして開発したOS。
MS-DOS上で動作する方式を採用しており、この方式は Windows95が 登場するまで続くことになる。  アイコンとデスクトップの概念が希薄な上、タイリングウィンド ウという各アプリケーションのウィンドウを重ねることができない システムを採用していたため、非常に使いづらいものであったよう だ。また、グラフィックも弱かった。  複数のアプリを同時に起動して切り替えることはできたが、使用 できるメモリ空間が640KBと非常に少ないためあまり意味がなかっ たと思われる。  対応アプリも少なかったことから普及しなかった。
Commodore社
AMIGA OS 1.x
 世界最初のマルチメディアパソコンAMIGAに搭載されたOS。
カーネルはプリエンプティブ マルチタスクに対応し、コマンドシェルとGUIを両方とも搭載していた。グラフィック機能 も強力で4096色のカラー表示を最初からサポートしていた。  後のMacintoshがマルチメディア指向を強めたのもAMIGAの影響と思われ、後のパソコンに 多大な影響を与えた。

NEC PC-9801M3発表、ハードディスクを内蔵する。また、高解像のPC-98XA及び、3.5インチフロッピーを装備したPC-9801U2も発表。その後、PC-9801VM0,PC-9801VF2を次々発表
1986 System3.x登場。
漢字Talk1.0登場。System3.0を基にしている。
MacintoshがSCSIに対応。
MS-DOS3.3
NECは80286採用の PC-9801VX0/2/4、PC-9801VM21発表
1987 System4.x登場。
MultiFinderがオプションで登場。複数のアプリを同時に起動して切 り替えることができるようになった。
ColorQuickDrawの登場。
ビジュアルプログラミング環境の先駆けともいえるHyperCardが登場。
Windows2.0
 悪評だったタイリングウィンドウを廃止し、Macと同じオーバーラップ ウィンドウに変更した。メモリに関してもEMSが使えるように改良された。  しかし、アイコンとデスクトップの概念が希薄なままのため、GUIは依 然として使いづらいものであった。  EXCEL2.0、PageMaker等のソフトが移植されたため、特定のソフト専用 に使われた。
Windows/386 2.0
 i80386専用のWindows2.0。
 協調型マルチタスクのサポートと仮想86モードを使用して複数のウィンドウで DOSをエミュレーションする機能が追加された。
IBM社
OS/2 1.x
 DOSに変わる次世代OSとしてIBMがMicrosoft社と共同開発したGUI-OS。
 カーネルはプリエンプティブマルチタスクとメモリ保護に対応し、 DOS互換ボックスと呼ばれるDOSのエミュレーション機能を搭載していた。  しかし、i80386のように仮想86モードを持たないi80286でDOSのエミュレーションを行った ため1つのウィンドウでしかDOSを動作できず、動作も不安定であった。そのため、 DOSの代替となれず、普及しなかった。
PC9801シリーズ累計出荷100万台達成
1988 漢字Talk2.0登場。
System4.1を基にしている。
MacintoshがCD-ROMに対応。
Windows2.1
Windows/386 2.1
 これらのバージョンはXMSとHMAに対応してコンベンショナルメモリを節約する ことを可能とした。
IBM社
IBM DOS4.0(MS-DOS4.0)
 IBM社がMicrosoft社に先行して開発したDOS。32bit化されたセクタによって理論上2GB のディスクが利用できること、EMS,XMSのサポート、DOS SHELLが付属すること、 ディスクアクセスを高速化するためのIFS,Large bufferを設けたことが主な変更点である。
 ところが、ディスクアクセス高速化のためのIFS,Large bufferがOSのRAM使用量を増加させ、 動作しないアプリが多発した。そのため、DOS4.0はあまり普及しなかった。
1989 Macintosh System Software6.x.x
 マルチファインダーがようやく標準になる。
Macintoshがフルカラー(約1600万色)に対応。
漢字Talk6.0登場。
漢字Talk6.0からSystemとバージョン ナンバーが一致することとなる。
  NeXT Computer社
NeXT STEP1.0
 UNIX互換マイクロカーネルMach(マーク)を使用した最初のOS。
 NeXTCubeと呼ばれるDSPを多用した専用ハードで動作し、DisplayPostScriptによる 強力なグラフィックスは透明度をサポートした。UNIXにおけるGUI開発競争を激化 させた火付け役でもある。  立体的な画面とMachカーネルによる堅牢なシステムは後に登場するWindows95や WindowsNTに影響を与えたと思われる。
1990 漢字Talk6.0.7登場。 Windows3.0
 普及に成功した最初のWindows。
 アプリケーションをi80286/i80386の保護モードで動作させることによって、メモリの制約が 大幅に改善された。弱かったグラフィックスもGDIという機構によってQuickDrawに近づいた。 協調型マルチタスクが標準となり、悪評だったGUIにもアイコンの概念が導入される ことによって、GUIとしてかなり使えるものとなった。一方、デスクトップの概念を導入しなかった ためにファイルマネージャーとプログラムマネージャーが分離する不完全なGUIとなってしまった。  しかしながら、2.xより格段に進歩した3.0は米国で急速に普及することとなった。
IBM社
IBM DOS J4.05/V
 いわゆるDOS/Vである。漢字テキスト表示をグラフィックによってエミュレーション することによって、日本語の使用を可能とした。日本でIBM PC/AT互換機が普及する きっかけとなった。
NeXT Computer社
NeXT STEP2.x
1991 Macintosh System Software7.x.x
 System7はMacintosh用OSの中で最大の変革であった。システムが完全に 32bit化されることによって大幅に性能が向上した。  4GBのメモリ空間のサポートと 仮想記憶の使用、TrueTypeフォント、ファイル共有、QuickTimeによるマルチメディア機能 そして協調型マルチタスクが可能となったことが主な変更点である。  System7はマルチタスクが弱いこと以外は現在の最新OSと機能的にたいした違いはなく、 後のOSに多大な影響を与えたことであろう。  MacOSはSystem7によって一つの完成した形となったともいえる。
MS-DOS5.0
 UMBが追加された。その一方、IBM DOS 4.0で追加されたIFSやLarge Bufferは削除された。  DOS SHELLも改良され、タスクスイッチが使えるようになった。このタスクスイッチ によって複数のアプリを同時に立ちあげて、切り替えて使用することができた。
Commodore社
AMIGA OS 2.x
 GUIが一新された。1985年の登場当時、AMIGA OSは革新的なOSであったが、他のOSと比較して相対的に 進歩が遅めのようであった。
1992 漢字Talk7.0登場。
本格的なFEP「ことえり」が付属していた。
Windows3.1x
 Windowsを爆発的に普及させたOS。
 3.0ではファイルシステムを全面的にDOS+BIOSに頼っていたため安定性に問題があった。その問題を 解決するためにBIOSと同様の機能を保護モードで行うようにし、DOSだけを使用するようにした。この 改良によってシステムの安定性と速度が格段に向上した。  それ以外にも仮想メモリ、OLE、TrueType、ドラッグアンドドロップ等多くの機能が追加された。 マルチメディア機能も簡単なものが追加されていた。  3.1xは3.0よりも格段に高機能なOSとして世界中に普及した。日本で急速に普及したのも3.1から である。
OS/2 2.x
 OS/2 1.xの反省から設計を根本的に改めたOS。
 コードがi80386用に書き直され、内部構造が大幅に変更された。  GUIにはWorkplaceShellと呼ばれるMacintoshとWindowsの長所を合わせ持ったものが採用され、 操作性も向上した。さらに、DOSとWindows3.xとの互換性も改善された。  OSとしての完成度はWindowsよりもはるかに高かったが、OSの市場はすでにWindows3.xに奪われており、 普及は困難であった。それでも信頼性を重視する現場ではある程度普及することとなる。
1993  MS-DOS6.0
 ディスクの圧縮機能が追加された。5.0以降、DOSはあまり進歩しなくなった。
WindowsNT3.1
 新たな市場を開拓するためにMicrosoftが発表した32bitOS。
 GUIにはWindows3.1xとほぼ同様のものを採用しているため外見はWindowsのようだが、 内部は新規に作られている。
 システムの安全性と信頼性を重視した設計となっており、マイクロカーネルによって動作している。 その反面、windows3.xやDOSとの互換性はあまり重視されていない。  システムの信頼性が高いためUNIXよりも安価にネットワークを構築できる点が優れている。
NeXT Computer社
NEXT STEP3.x

Commodore社
AMIGA OS 3.x
 大幅な機能拡張が行われたようである。ちなみにAMIGA OS 3.1になってからようやくCD-ROMに 対応するなど進歩に遅れがみられ、この時点では平凡なOSとなりつつあった。
1994 Macintosh System Software7.1.2
 エミュレーターをシステムの中核においた世界最初のOS。
 従来の680x0に代わる次世代CPUとしてPowerPCがMacintoshで採用されたが、両CPUには 全く互換性がなかった。しかし、OSは680x0のコードで書かれているため書き換えも容易ではない。 そこで、OS自体もエミュレーターで動作させることによって、PowerPCでMacOSの利用を 可能とした。  従来の常識では危険きわまりないシステムと思われたが、実際に出荷されてもたいした 問題もなく、PowerPCへの移行を容易に実現することに成功した。
Macintosh System Software7.5.x
 GUIの細かな改良が全面的になされた。カーネルにはスレッドマネージャーが追加され、より滑らかな マルチタスクが可能となった。しかし、マルチタスクの方式は協調型のままであった。  また、PowerPC対応版の7.5.2ではJITコンパイラの技術を応用したエミュレーターを搭載し、 より高速なエミュレーションを行うようになった。
次世代MacOS"Corpland"の開発を発表。
MacOSのライセンシング供与が始まる。
WindowsNT3.5x
WindowsNT3.1の改良版。
ネットワーク機能が大幅に強化されている。
OS/2 Warp3.0
 内部構造はOS/2 2.xとあまり変わっていないが、少ないハードウェア資源(386SX,RAM:5MB,HD:50MB) での動作を可能とし、付属ソフト(ビジネスソフト、インターネット、マルチメディア等)を充実して普 及を計ったと思われる。
Commodore社倒産する。
1995 漢字Talk7.5が登場。
 「漢字Talk」の名称は1997年に登場する 漢字Talk7.5.5を最後に使われなくなり、MacOSという名称に統一されることとなる。
QuickTimeVR登場。仮想現実感の表現がOSによって可能となった。 QuickDraw3D登場。 OpenDocが発表される。 MacOSのライセンシングによる互換機が登場する。
Windows95
 Windowsの地位を確固たるものとしたOS。
 コードのほとんどが32bitに書き直され、メモリの制約が大幅に改善された。 カーネルはプリエンプティブマルチタスクとメモリ保護に対応した。 従来のDOSとWindows3.xはOSの一部として取り込まれ、高い互換性を保って動作させることができる。  不評だったGUIにもようやくデスクトップの概念が導入され、全ての操作がデスクトップに 統合された。
 Windows95はGUIの使いやすさではSystem7.xに近づき、カーネルの機能ではSystem7.xを上回った といえる。このように3.xから劇的に進歩した95は大量に普及し、Windowsのシェアを決定的な ものとした。
IBM社
PC-DOS7.0
 IBM社が独自に開発したDOS。RAM使用容量の削減とユーティリティが追加されただけで DOSとしては6.0とほとんど変化がない。
 ちなみにMS-DOS7.0といえば、Windows95のことを指すのだそうだ。
Be社
Be-OS
 新規に作ることによって過去のしがらみに束縛されることなく高性能を達成することに成功したOS。  マイクロカーネルを搭載し、マルチタスクよりも進んだマルチスレッドという概念によってOSが設計 されており、CPU資源を効率良く使う点ではUNIXを凌駕している。  Be-OSは当初BeBoxと呼ばれる2CPUの専用ハードで動作していたが、96年にはMacintosh、97年には Pentiumに移植され、1CPUのマシンでも従来のOSと比べて格段に高性能であることを実証して いる。Be-OSはMacやWindowsのように過去のOSを積み重ねて行くことによって複雑化したOSに対して警鐘を 発しているかのようである。
NEXT SOFTWARE社
OPEN STEP4.x
1996   WindowsNT4.0
 パソコンがUNIXの市場を脅かすまでに成長したことを実証したOS。 Windows95とほぼ同様のGUIを搭載し、インターネット関係機能が追加されている。  NT4.0の登場でLANはUNIXではなくパソコンで構築されることが多くなったと言える。
Windows95-OSR2
 メーカー向けに提供されたWindows95のマイナーチェンジ版。新しいファイルシステム FAT32が使用できる。 IBM社
OS/2 Warp4.0
 GUIのグラフィックの変更、WarpCenterと呼ばれるツールバーの採用、ネットワーク機能の強化、 Java対応が主な変更点である。
1997 AppleがNEXT SOFTWAREを吸収合併する。
それにともなって、Steve Jobs氏がApple社に復帰することとなる。
次世代OS"Corpland"の開発中止を決定。 OpenDocの開発を今後行わないことを発表。
MacOSのライセンシングを中止。
MacOS7.6.x
 OpenDoc、QuickDraw3Dなどの機能が標準装備されたが、 カーネルやGUIはほとんど変わっていない。  7.5.xの総まとめともいえるOSである。
MacOS8.0
 ファインダーをPowerPC用に全面的に書き替え、"Corpland"のGUIを移植したOS。  外見が立体的になり、GUIが全面的に改良されている。GUIにはApple独自の機能だけでなく Windows95やBeOSに類似した機能も盛り込まれている。  カーネルに技術的な進歩はないが、ファインダーがマルチスレッドに対応している。  "Corpland"のGUIを移植しただけあって、MacOS8.xは最も進んだGUIを持つOSといえるであろう。
  
1998 MacOS8.1
 8.0のマイナーチェンジ版。新ファイルシステムHFS+が使用可能となった。このOSは68040で 動作する最後のOSである。
MacOS8.5
 8.1から大幅な改良が行われた。変更点としては、GUIの大幅強化、Sherlock検索エンジンによる ファイル検索とインターネット検索の統合、全体的なパフォーマンスの向上等である。
Windows98
 Windows95-OSR2のマイナーチェンジ版。基本的には、Windows95のバグフィックスを行ったものである。 追加された機能としては、新しいデバイスドライバの追加、インターネット閲覧ソフトとOSの統合等である。
IBM社
PC-DOS2000
 PC-DOS7.0のマイナーチェンジ版。2000年問題対応とユーロ通貨記号の追加が行われている。
1999 MacOSX(ten) Server
 サーバ専用OS。OPEN STEPにMacOS風のGUIとAppleTalkプロトコルをサポートしたもので、 MacOS8.xとの互換性はあまり重視されていない。MacOSとの親和性が高いUNIXと言える。
MacOS8.6
 8.5のマイナーチェンジ版。各種機能の細かな改良が行われているが、  バグフィックス版の意味合いが強いと思われる。
MacOS9
 MacOSXと互換性のあるCarbonAPIを実装。MacOSXへの移行を考慮したOSと考えられる。  マルチユーザーにも対応しているなど、時代に合った進化も見られるが、  それ以外はMacOS8.6のマイナーチェンジである。
2000 Windows2000
WindowsNT4の改良版。
安定性が向上しただけでなく、DOSとの互換性も大幅に向上している。 DOS系Windowsとの統合を強く意識したOSと言える。 このOSからDOS系Windowsは使われなくなってきた。
Windows Millenium
Windows98の改良版。
ついにDOSモードがなくなった(DOS窓はある)。 デジタル家電的な機能追加と細かい改良がなされている。 ホームユース向けを意識しているのかもしれない。
 
2001 MacOS X
FreeBSDをベースにした新しい系統のMacOS。
MacOS9のアプリを動作させる環境を持っているが、互換性は余り高くない。 GUIもAquaと呼ばれるものに一新され、別物のようになった。 メモリ保護とプリエンプティブマルチタスクが実装され、MacOSもようやくモダンOS化したように思えるが、そうではない。 DVD-ROMすら扱えない等の未完成な部分が多く、ベータ版OSと言うべきである。
Microsoft
Windows XP

WindowsXX系とWindowsNTを統合したOS
これによりWinX.X系のOSは開発を終了した。
2002
2003
2004