先ず最初に、削り易そうなボリュームやトーンのノブの入っていた穴の周りから削り始めた。 さすがに粗悪なラワンは柔らかい。ノミの刃がサクサクと食い込んで行く。 何か材木の色も灰色っぽくて、腐ったような木質で嫌になった。多分、強度にも音質にも 関係のない、ボディの下とか上の部分はどうでも良い材料を使ったのだろう。 それにしても粗悪なラワンは木質が雑だなぁ。 トンカチでトンカンしていると手が痛い!床が木屑で大変な事になっている! 調子にのって削っていたら手にマメが出来てひどい事になってしまった。 最初は、ピックアップの周りやブリッジ及びテール・ピースの周辺は木を残してブロック状に する心算だったが、よく考えたら折角中を空洞にするのだからいっそのこと全部削ってしまう ことに急遽変更することにした。何しろいい加減である。 |
次の日も、その次の日もノミとカナズチで削っているのだがどうも進まない。 まだほんの数センチしか削れていないのだ。こんな調子ではいつまで掛かるか判らない。 仕方がないので電動ドリルで穴を開けて削る事にした。少しは楽ができそうだ。 5〜6ミリのドリルで線を書くように穴を沢山開けるとだいぶ削りが楽になった。 ところが、どうした事か電動ドリルが急に動かなくなってしまったのだ。 どうやら余りにも長時間連続で使い過ぎた上に、強いトルクを掛け過ぎた為にモーター がいかれたようだ。 |