羽化年月日 2005/4〜7/ 種親採集地 神奈川県三浦郡産 F2 体長 オス 65ミリ メス 41ミリ 自分で採集した個体ではないので何とも言えないが、とにかくデカい!。 本当に三浦産かは不明だが、あそこならこいつの親が居てもおかしくはないな。 どこまで飼育出来るかわからないが、大事に育ててあげようと思っている。 もしも卵が産まれて、増殖できたら祖先の生まれた三浦に戻してあげたいと思う。 2006/1/13 うちに来てすぐに冬眠体勢に入ってしまった。 もうすでに3ヶ月近くじっとしている。 最初、クヌギの朽木にちょっとした切れ目を入れておいたら、いつの間にか 非常に大きなエグレに広げてしまった。 オスはここがすっかりお気に入りのようで、全く出てこない。 2006/06〜2007/01 5月頃、冬眠から覚めたオオクワたちは6月頃から卵を産み始めた。 2006年度は卵を7〜8個得る事が出来た。 幼虫を「菌糸ビン」のグループと「発酵マット」のグループに別けたが、飼育場所も ベランダと地下駐車場の2箇所で実験してみた。 ベランダは冬でもかなり暖かくて、地下駐車場は寒くて寒暖の差がない。 また、地下駐車場は湿度が高く、ベランダは乾燥している。 2007/01月現在で、地下駐車場へ入れたグループのうち「発酵マット」のグループは 全て消えてしまった。 菌糸ビンに入れた幼虫も、育ちが悪く全く大きくならなかった。 結局、地下駐車場はオオクワの飼育には適していないようだ。 仕方が無いので、このグループは全部室内に移した。 ベランダで飼育したグループは、菌糸ビンのも発酵マットのも順調に生育している。 このグループは引き続きベランダで飼育を続ける。 2007/01現在、飼育中の個体数は6匹前後と思われる。 2007/5月 親であったオオクワは、冬眠から覚めて少し経った所であいついで死んでしまった。 しかし、幼虫はしっかり成長し9匹が羽化して成虫になった。 内訳はオスが5匹(うち1匹は休眠中に死亡) メス4匹 大きさはオスが45ミリ〜65ミリ、メスは35ミリ〜43ミリ なんとか三浦半島産の血統を残している。 2012年 2011年に一度「もしや絶滅?」と危惧されたが、何とか生き残って現在7代目が生存している。 2010年の酷暑も2011年の大地震後の原発事故による放射能にも負けず行き続けて居る。 その生命力の強さは物凄いものだ。 しかし、この子孫は凄まじくひどい環境の中で生き残ってきた来た為にその 大きさは「コクワガタ」並みの体躯となり、オオクワの威厳は何処にもない。 今居るペアが産卵できないと今期で絶滅となってしまう。