ワシは多摩川の河川敷を主なフィールドにしてクワガタの観察を楽しんでいる。 しかし、この河川敷及び中洲には調べたところ「コクワ、ノコ、ヒラタ」の三種類のクワガタしか居ないようだ。 以前、一度だけ「樹洞に隠れているオオクワのメスらしきクワガタ」を見つけたが、逃げられてしまって確認は出来なかった。 と言うことは、どう足掻いてもこの3種類のクワガタで満足するしか無いのである。 ここからはワシの妄想である。 ワシが普段うろついている河川敷の上流はダムのようになっていて、ダムの上は川幅が数百メートルある。 その広い川の中に2つの中洲が存在する。 その中洲には良く見ると柳の木が結構生えていて、河の真ん中にあるがゆえに誰も行かれない。 そこにクワガタがいるかどうか全く不明である。恐らく殆どクワガタは居ないだろう。 まぁ、そこへ行って調べた訳ではないので判らないが、その幅十数メートル、長さ百メートルばかりの中洲に「オオクワ」を放虫して「オオクワ島」にしてしまうのだ。 いくらオオクワが飛ぶといっても、数百メートルも一気に飛ぶとは思えない。 その中州に閉じ込めておけばその中だけで繁殖するだろう。 その中州から十数メートル離れた所にもう一つ小さな中洲がある。ここには「ミヤマクワガタやスジクワガタ、できればネブトクワガタ」などを放虫しておく。これも勝手に繁殖する。 何故ミヤマクワガタか? ミヤマクワガタはこの辺では生息できないが、中州のように湿度が高くて水で気温が上がらない環境なら生息可能ではないか?と考えたのだ。 これでワシだけの「秘密のクワガタ・パラダイス」が完成だ。ここへ行けば色んなクワガタが観察できて楽しい。ちょっとウソ臭いが。 まぁ、台風で大水が出たら「壊滅」してしまうが。 と言うのがワシの妄想である。 結構同じようなロクでもないことを考えている奴は居るんじゃないか? よせばいいのに本当に外産クワガタを近所の森に放虫してしまった奴も居るみたいだし。 外産や離島系のクワガタはイカンよ。変なハイブリッドが出来てしまうと手に負えなくなる。 そんな事をしたら確実に国産クワガタは駆逐されちゃうからな。 上の画像の「秘密実験場」が妄想の舞台だ。