今日は1週間ぶりに河川敷を見回って来た。 この頃は、余り気温も上がらず、寒い日もあったがなんとノコがまだ頑張っている。 先週見かけた固体である。 彼は木の幹に擦れている草の陰に隠れるようにしていた。もう、動く気力もないのだろう。 何だか哀れを誘う姿である。 コクワはまだ元気ではあるが、今日は何故か木の根もとの枯れ草の中に居た。 何匹も固まって木の根元にしがみ付いているのだ。 多分、夜になるのを待っているのだろう。 もう、ヤナギの樹液もほとんど止まってしまったようだ。 以前は沢山あったカミキリ幼虫の穴もみんな塞がってしまった。 カナブンもカミキリも居なくなってしまった中州のヤナギはただのヤブに戻った感じだ。 今年羽化したクワガタ達はちゃんと越冬できるのだろうか? この河川敷には成虫が越冬できるような樹洞のあるような木はないし、朽木だってそんなには無い。 結局冬の寒さで死んでしまうのだろうか? それとも、あのコクワの様に木の根もとの枯れ草の中で身を寄せ合って冬を越すのだろうか? もう、そろそろ河川敷の定点観測も終りの時期のようだな。