ついこの前まで「ノコが居ない!」と言っていた舌の根も乾かぬうちに、今度は「ノコだらけだ!」とホザいているワシである。 去年は、河川敷に大量のカラスが居たせいか?ノコを全く見かけなかった河川敷だったが、今年はカラスが居ないのと、何かよくわからない理由でノコが多いみたいだ。 まぁ、去年は土手のクルミの木ばかり見ていたせいかもしれないな。 兎に角、中洲のヤナギの木にはやたらとノコばかりが目立ち始めた。 平均サイズは35〜50ミリ程度だが、中には60ミリ近い大物も散見される。 出始めでは小歯のが多かったが、盛りに近づくに連れて大歯が目立ってくる。 見付る場所は、ヤナギの枝の樹液が多い。時々、樹洞に入っているのも居る。 5月の中旬はクルミの木でコクワが出始め、6月になるとヒラタが急に増えだす。6月の最終週からはコクワやヒラタが減って、ノコとカブトが急増するのがサイクルのようだ。 でも、嬉しいなぁ〜、こんなに沢山のノコギリクワガタが見られるなんて。 試しに木を蹴飛ばして見ると、ボトっと言う音でノコが落ちてくる。 まるで子供の頃に戻ったようだ。 散々歩き回って中洲から出てくると、ワシのズボンは「子供の泥遊び」の後のように泥んこだ。 まぁ、やってることは子供と同じだな。