去年、2本あったうち1本が切られてしまったヒラタポイントが今年はどうか?見に行った。
大きな樹洞があった方が切られて、なんの変哲もないほうだけ残っていて、ポイントとしては全く見込みがない。

ところが、その木をよく見ていたら、幹の樹皮めくれや割れ目にコクワが何匹も潜んでいた。
去年はヒラタばかりだった木が、今年はコクワばかりだ。
ちょっとそこに居たのを集めてみたらこうだ。

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この木に一体どんな魅力があるのか知らないが、樹液も出ていないこの木にクワガタが多く居る。
面白いが不思議だ。
まだ、ヒラタは出てこないのだろうか?

去年切られた木は、そのまま脇に倒れているが、もう何かのキノコが生え始めて居る。
やがてこの木も朽ちて、クワガタの良い揺り篭になるのだろう。

この木の周りには、この前ワシがクヌギの苗を何本も植えておいた。
数十年後には、この辺りはクヌギが生えている好いポイントになるかも知れない。
それまでの間に、クワガタが絶えてしまわないように、適度な育種をして行かなければ。
それがこのポイントでクワガタを採集してきたワシの唯一の罪滅ぼしではないだろうか?