先日、余りに天気が良いので去年沢山のクワガタを観察した河川敷のポイントへ行ってみた。
そうしたらあろうことかポイントがなくなっていた。

まず、河川敷のクルミの樹林が全てなくなっていた。

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土手の下に広がっていた樹林帯が全て伐採されて、芝生の土手になって階段と手すりが付けられていた。
この樹林ができるのにどの位歳月がかかったているか判らないが、少なくとも数十年かかって出来た事は簡単に想像できる。
それをあっと言う間に無くしてしまうとは! 
土手の下には「川の魚を大切に」などと言う看板が立っているが、ここの樹林に生きていた生き物はどうでも良いと言うことだろうか?
川岸の木々が川の魚を守っている事も知らないで、川の魚を大切になど空々しいにもほどがある。

そしてもう一箇所、去年倅とカブト虫の幼虫を見つけた場所へ行ってみた。
そうしたらここも作業小屋が取り払われて、隣の畑が潰されてマンション建設用地になっていた。
ポイントが次から次から破壊されていく。
ここも、マンションが出来たらすっかり整備されて生き物の気配の無い人口の場所になってしまうのだろうな。

まるで、昭和30年代の終わり頃の実家の近所の環境破壊の様子を再現されているようだ。
その当時も、雑木林が次々造成されて宅地になっていった。
数年後には全くポイントがなくなったのを思い出す。

とうとうここにも開発の波が押し寄せてきたか!
これ以上環境を破壊しないで欲しいと切に願うばかりだ