先日は台風が日本中に猛威を振るった。
昨日は台風一過のバカ陽気で猛烈に暑かった。
で、今日は一転して曇りで朝のうちは妙に涼しかった。
もう、確実に季節は秋になってきているのだ。
クワガタはそろそろ第二波のヒラタやコクワの時期だろうか?
ちょっと気になったので多摩川のポイントをチェックしてみた。

多摩川は、先日の台風の増水は収まっていつもの通りだった。
だが、8月の台風で木が折れた中州ポイントは相変わらず水没していて近寄れない。
クヌギポイントはすっかり夏草に覆われ、その上樹液もすっかり枯れていた。
スズメバチさえ居ないのだ。
だが、いつものゴキブリと蝶チョは健在で群れている。
エグレや樹皮のメクレを覗いて見るとコクワは居た。こいつはこの夏中ここに居る奴だ。
別のメクレを覗くと、小さなヒラタが挟まっている。このヒラタは7月に中州のポイントから移植した数匹のヒラタの生き残りのようだ。
なんとか健気に頑張っているのを見られて嬉しい。

そこでちょっと思ったのだが、この夏樹液が大量に出ていたクヌギには沢山のドングリがなっていたが、樹液の出なかったクヌギにはドングリが全く生っていない。
樹液とドングリは何か関係があるのだろうか?
クヌギのドングリは成熟するのに1年半掛かると言う。
つまりクヌギは1年おきに実をつけるのだろうか?
と言う事は、樹液が出るのも1年おき?

ワシは本格的にクワガタを採集し始めて1年も経っていないので去年の事がわからない。
来年も野外観察を続けていれば何か見えて来るかも知れない。

それと、今年はクヌギのドングリを沢山拾って、あちこちの空き地に撒いてこようと思っている。
多摩川の河川敷にも大量のドングリを撒けば幾つかは発芽して木になるだろう。
多摩丘陵のクヌギ林に行けば500〜600粒のドングリがすぐ拾えるから、それを多摩川の河川敷に撒いてクヌギの林を作るのだ。
最低でも10年以上かかるが、ワシが死ぬまで続ければ森が出来るかも知れない。もう、これはワシのライフワークだろうな。
それと、ヤナギの枝を挿し木で増やすのも良いかも知れない。
これは冬になったらやってみよう。
ワシの代で種を撒いて置けば、数十年後にクワガタの楽園が出来るかも知れない。
結果を見られないのが残念だが。