パチものLesPaul 

パチもののLesPaulである。
元はGTXと言うメーカーの製品であるが、ワシが勝手に改造したのだ。
元々、LesPaulは重たい。Gibsonの物で4Kg前後、このGTXは4.6Kgと
半端な重さではなかった。
こんな物を膝に乗せて練習していたら、血が流れなくなって足が取れて
しまう。
そこで軽量化の改造を行ったのだ。
中は生乾きのラワンだった。重たい訳だ。
安物のギターは多分、皆ラワンとか、積層材などを使って作ってあるの
だろう、だから重いのだ。
乾燥が不十分で、粗悪な材質。しかし、昔に比べると異常に高くなった
工作精度のお陰で、ちょっと見だけはすばらしく良い。
でもやはりネックのフィンガーボードの精度は低く、フレットがいい加減
で、摺り合せが出来ていない。
元のヘッドにはGTXなどと言うロゴが入っていてみっともなかったので
塗装ごと削り取って、塗装をやり直した。しかし、黒の塗料が無かったので
息子の学習用墨汁を借りてきて塗った。
やはりと言うか、思った通りムラになってしまった。何度やってもダメ
だったので、諦めてそのままにしてしまった。
クリアーをコートしたら非常に汚らしくなったので、Gibsonのシールを
貼って誤魔化した。
まさかこのギターをGibson製だと思う人はいないと思うが、正にこれが
パチものの王道の姿だと思った。



 


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