ES-335(SA550S)


一見、GibsonのES-335に見えるこのギター、
実はGreco製である。
1979〜1983頃、私が地方のキャバレーや
ナイトクラブで仕事をしている時のバンマス
がギャラの代わりに呉れた代物である。
バンマスがこれを買ったのが、3〜4年前だと
言っていたので、製造は70年代後期か?
ボディは完全なセミ・アコースティックで
センター・ブロックなどは入っていない。
テール・ピースはブランコ式で、テンションは
非常に緩い。
小音量で演奏するのには何の支障もないが、
大音量で演奏しようとすると、ハウリングの
嵐であり、地獄である。
ピックアップをシリコンで固めて、共振を
防ぐようにしたが、効果はなかった。
しかし、さすがに30年近く経過したピック
アップは枯れたジャージーなサウンドになり、
太くて、甘い音色は唯一の持ち味となった。
自分でGibsonと書き換えたロゴ。もう、大分
塗料が剥げてしまった。
 → 

このシリアルNo.から推測すると、
最初のBは2月、
78は78年、6444は6444本目と
言う事らしい
また、メーカーロゴは1974〜1980頃のスタイル
 
こちらが元になったGibsonのES−335 '68


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