しかし、一体どれが本物のCD-ROMなんだぁ〜？

D〜JまでみんなCD-ROMだが、一つ一つ開いてみよう。

や〜、これは全部中身が一緒や〜。

難儀なやっちゃなぁ。

どれでもいいや、え〜と、JドライブのWin95のディレクトリーに

カレントを移して、”SETUP　/is”とどうだこれで。

ん〜、インストールがはじまったぞ！

CDキーを入力して、さぁ行け！

ありゃ！？なんか変な所で止まったぞ！おかしいなぁ〜？

じゃ〜もう一度。

ありゃ！また同じ所でかたまるぞ！おかしいなぁ〜？

何度やっても同じだ。ん〜、どしょう？

んん〜ん？仕方ないやるか。

ついにおやぢはある決心をした、それは禁断のハードディスク

取り出し、別マザー身代わりインストールと言う禁断の裏技を
行う決断だった。

これは、問題のあるPCから取り出したハードディスクを正常なマザー

に取り付けて無理やりWindowsをインストールして、途中のファイルの

コピーが終わって、再起動のタイミングで元のPCに戻して最後までを

終了させると言う、邪道的且つ又、極悪非道な裏技だ。

兎に角、ファイルのコピーの途中で止まる訳だからそれさえ終わらせれば

こっちのもん。

それには、まず第一の関門であるハードディスクの取り出しが待っている。

デスクトップＰＣならどうと言う事はないが、これはどうした事かノートＰＣ
である、これをバラそうと言うのだ。

一瞬おやぢは後ずさりしたが、こうなったら行く所まで行くしかないと
腹をくくった。

じゃが、一体どこから開ければ良いんだ？

メーカーだって、お客がＰＣの腹をかっさばくなんて事は耳垢程も考えては

いないから、そう簡単に開けられるようには出来ていない。

んん〜〜〜ん？？？。判ら〜ん。しかし、やるしかない!

取り敢えず、開けられそうな所から突っ込むしかない！

ドライバーを握ったおやぢはこうして地雷原に突撃していった。

炸裂する成り行きまかせ、飛び散るスクリューやパーツが雨霰。









どんどんおやぢはノートＰＣをばらしてしまうが、どう言う順番で

ばらしたか覚えているのか？

ようやくハードディスクを見つけ出したときにはノートＰＣはほとんど

原型を留めていないほどバラバラだったが、おやぢはハードディスクが

見付かったと安堵していた。

これさえあれば勝ったような物だとおやぢは信じている。

大丈夫か、もとに戻せるのか？それが一番肝心な事じゃないのか？