やっぱり遅いぞ！

ようやくＡＤＳＬで常時接続出来るようになったおやぢだが、どうも浮かない顔をしている。
「本当に８ＭのＡＤＳＬなんだろうか？何だか妙に遅いような気がするが？《
フレッツＡＤＳＬの時は、ＮＴＴのサイトへ接続すると、接続速度を計測してくれるページが 有って、ファイルの転送速度がすぐに調べられた。
「確か、1.5MのフレッツADSLの時は、1.2M位出ていた筈だが？《
今度のe-Accessにはどうもそのようなページがないようだ。
しばらくすると、又、某友人が電話してきて「どうすかぁ？８MのADSLは。速いしょ？《などと 聞く。

「それがなぁ、あんまし速くないんじゃぁ～。なんでじゃろう？《と、おやぢ。
「へぇ～、じゃ、ブロードバンド・スピードテストで調べたらいいじゃないすかぁ《と友人。
「なんじゃ、そんな便利な処があるんかいな？じゃ、早速調べてみるわいな《
おやぢは友人に教えてもらったサイトへ行くと、いくつか埋めていく設定に頭を悩ませながら
「交換局までの距離だと～、そんなもん知らんぞ？《などとつぶやきながらようやく設定 し終わった。
「どうじゃ、これで！《とおやぢは計測開始のボタンをクリックした。
すると、ファイルの転送量の数字がくるくると増えて行く。
「んんん～、なんだと！８８０ｋｂｐｓとは、一体全体どうなってるんじゃ！《
それは、フレッツADSLの時でさえ見た事も無いぬるい速度だった。
「．．．．．．．．、余りに遅くて涙がでそうだよ。《おやぢは目を疑って、固まっていた。
折角あんな思いまでして、やっと導入したADSLがこの有様。おやぢは絶句した。
仕方なく、おやぢは某友人に電話をしてどうしたら速くなるか聞くことにした。
「わしのADSLが、すご～く遅いんじゃが、どうしたら早くできるんかのぅ？《
「えっ、８８０ｋｂｐｓって、1.5M じゃないんですか？《
「いんや、８Mじゃが、それしか出ないんじゃ《
「もしかして、チューニングとかしてますか？《
「チューニング？ラジオかぁ？《
「ラジオじゃなくて、ネットワークのですけど。《
「ネットワークなんか、何もいじっとらんぞ。そんなもんで変わるんかいな？《
「もしかして、PCのOSはWin98でしたっけ？《
「その通り！Win98SecondEdisionって書いてあるぞ。《
「やっぱり。それじゃ、あんまり速度はでないっすよ《
「えっ！　Win98じゃ駄目か？《
「いや、そう言う意味じゃなくて、チューニングしないと速度が出ないんですよ。《
「なんでじゃ？わしのパソコンには10MのLANカードとか付けてるぞ！んん～、どうするんじゃ？《
「あれですね、自分でチューニングするのは難しいですから、無料のソフトで簡単に設定を 変えられるのがあるから、それを教えますよ。《
「おお、それを教えてくれろ。《
「Dr.TCPって言うソフトがあるから、それをダウンロードして、それの設定項目にRWinって言うのと MTUって言うのがあるからそれを適当な数値にすれば良くなりますよ《
「そうかぁ、じゃやってみるわいな。うん、ありがとさん《
早速Dr.TCPをダウンロードしたおやぢは、ソフトを起動してみた。
しかし、どの数値をいじっていいものやらさっぱり判らない。
「どうしたらいいんじゃぁ～？《
結局どうにもならなくて、おやぢはあきらめてしまった。
次の日は土曜日だったので、おやぢは朝からPCをいじっていた。
「なんかいい案はないかなぁ？．．．そうじゃ、何かADSLの事を言っている掲示板を探そう！《
ネットで検索すると、出るは出るは、数百件の結果が出てきた。
「どれを見たらいいんじゃ～？《おやぢは次から次と読んでみた。
「どうも、OSをWindowsXPに換えれば速くなるような事が書いてあるぞい《
おやぢはすっかりOSを換えると言うのに心が傾いてしまったようだ。


まだまだ続く地獄かな