Live Report 第2弾

さる1月9日、荻窪のライブハウス、ルースターにてワシの高校時代の後輩でかつて時々セッションを
一緒にやったギタリストの北川涼氏のバンド「Beatboys」のライブを観にいって来た。
ところで、荻窪には昔よくバンドの練習の為来た。そして、バンドのメンバーもここいらに
住んでいたのでしょっちゅううろついた街だった。
ところが、現在住んでいる川崎からは一度も来た事がないから、どうやって行こうかとちと
心配になってしまった。
何しろワシは自慢ではないが出不精と筆不精については人後に落ちないと自負しているから
最近の交通事情についてはテンデ判っていないのだ。
こんなワシが、かつては営業マンとして都内を車で走り回っていたとは自分でも信じ難い。
夜7時開場だと言うので間に合うように家を出たが、案の定下北沢の駅で小田急線から
京王井の頭線に乗り換えるところでモタモタしてしまった。
次の難関は吉祥寺の駅で、中央線と総武線のホームがどうなっているのかさっぱり判らず
これまたウロウロ。
ようやく荻窪の駅に着いたが、店は何口で出たら良いか判らずまたまたウロウロしてしまった。
もう道に迷って途方に暮れる寸前にどうやって着いたのか店の前に来ていて一安心。


  
写真は以前のレイアウトで、現在は少しステージの位置が変わっていた。


店についての情報は北川氏のホームページからのLinkで何度も見ていたが、この店も 多くのライブハウスと同じく地下にあって、こじんまりとした店である。 ここのマスターは、北川氏と左足ブラザースと言うバンドをやったり、なかなかの人物らしい。 どうやら店は開いたばかりで他の客は来ていない。 マスターにビデオを撮る許可を戴こうと声を掛けたら、すでに北川氏から話は聞いているから と気さくに場所を貸していただける事になった。 「あなた、涼さんのホームページのBBSによく書き込んでる人で、諒さんにギターを教え た先輩って人ですよねぇ〜ハハハ」いかん!バレてたのだ。 「いや、どうもお恥ずかしい」などとご挨拶してビデオの撮影準備に取り掛かった。 はっきり言って、ワシはビデオを撮るのは素人でどのように撮影したら良いかよく判らん。 適当にそこがいいんじゃないですかと言われた場所に3脚を立てて準備完了。 ステージは横に広いので、この距離からだと全体を写すのは不可能なのである。 まぁいいか〜とビールを注文して飲み始めてしまった。 しばらくしてバンドのメンバーが店に入って来た。あ〜、ちょっと緊張するなぁ。 後から北川涼氏が入って来て、28年振りの再会である。 彼もワシのホームページを見てくれていて、ワシの最近のハゲ頭は知っているのですぐに ワシに気が付いてやって来た。 一瞬、数十年前の記憶がフラッシュ・バックで蘇って消えた。 しかし、そこに居るのは昔と変わらない彼だった。(確かに、お互い見かけはすっかり オッサンになってはいるが) ただ、あの頃に比べて遥かに自信に満ちて、存在感の溢れる姿が、何か偉大なアーティスト のように見えるから大したものだ。 まるで、ワシは憧れのアーティストの取り巻きのグルーピーのような気分だぞ。 昔からワシは、自分と違う才能を持っている人の事は歳が上だろうが下だろうがすぐに 尊敬してしまう性質なので、こと音楽の世界で長い間着実に実績を積み重ねているなどと言う 現実を目の当たりにしてしまうとなお更だ。 なんやらかんやら雑談をしていたが、ステージは始まる時間となった。



Next