いよいよバンドのメンバーがステージに上がって、演奏が始まった。
最初のところは、さすがに緊張のせいか幾分かたい雰囲気があったが 曲が進むにつれてかたさも解れ、それでいて緊張感を失わない演奏が 続いた。

  


このバンドは、8人編成と言うなかなか大所帯のバンドであるが、曲により編成が 変わるシステムを取っている。
Saxが二人居て、女性のSaxプレイヤーと若いお兄さんである。
二人とも一生懸命であるが、ワシとしては以前の児玉氏のSaxプレイを知っている ので、ちょっと物足りなかった。(ゴメン!)
何しろ、昔、児玉氏がSaxを吹いている頃はすごかった!
とにかくこれでもか、これでもかと言うフレーズの嵐で、鬼気迫るものがあったのだ。
今はギタープレイヤーに専念しておられるが、これがまたなかなかのもので、ワシは 足元にも及ばない。
やはりギターでもエネルギッシュにソロを取る辺り、以前と変わらぬ情熱を感じておりました。


  

1部はインストメンタル中心のステージで、短い休憩をはさんで2部からは女性ボーカルをフューチャーしたスタンダードな歌モノを演奏した。
スタンダードの歌モノと言うと、ワシは以前うちのカミさんとやっていたバンドを思い出してしまうのだ。
もう10年近く前だが、友達のナナちゃんこと七沢氏とカミさんと女性ボーカルの人と 会社の同僚のドラマーとで4ビートの歌モノをやっていたのだが、ワシはベースなんぞをやっていたし、4ビートは大昔に横浜の箱バンドでやっていただけでてんでインチキだったので非常に難しかった思い出があって、それがダブってしまって困った。
だが、演奏された曲は以前、自分たちもやっていた曲だったりしてアレンジの違いとか 興味深く演奏を聴けた。
途中、児玉氏のエフェクター(ワウワウ)が不調らしく、ちょっとやりずらそうであった。


  

この日は1年振りのステージと言う事で、いささか硬さの残るステージではあったが、この8人のメンバーが夫々音楽に対する情熱を感じさせる良いLiveであった。
最後に、アンコールがあったのだが演奏する曲を準備しておかなったとの事で、急遽、ステージで相談の上アンコール曲が決められて演奏されたが、ちょっと演奏がたよりなくてヒヤヒヤしたが、これもご愛嬌と言うことで思い出に残るLiveとなった。
児玉氏は、このバンドの他にもバンドをやっているとの事なのでそちらも機会があったら見てみたいと思ったりした。
しかし、ワシの友人は皆、今でも音楽活動を続けており、その情熱と努力には頭が下がる思いだ。
ワシも未だに音楽を愛する事には変わりはないので、いつかバンドを作るか、もぐりこむかしてLiveなぞ出来れば良いと思っているのだが、いつになる事やら。
ところで、この日児玉氏が着ているTigersのロゴ入りTシャツだが、これは関西に行かないと手に入らないコアなTigersファンアイテムだと言う事である。